リトルリーグでいちばんちびのハロルドは、ベンチをあたためているだけ。でもシーズン最終戦、ピンチヒッターで大活躍。
【書評から】 ◎小さい子はいつもコンプレックスを持っているので、体が小さくても大成功をおさめるお話は、子どもたちを常に力づけてくれる。(毎日新聞)
娘に読みました。
結構ページ数があるので読むのに時間がかかるかな?と
思いましたが、文字が大きかったので、予想よりも短い
時間で読み終えることができました。
リトル・リーグのなかでいちばんちびっこのハロルド。
ちびっこゆえ、みんなと同じように上手に野球をすることが
できません。友達には「かえったほうがいいんじゃない?」と
言われたりして、ちょっとかわいそうだなあと思いました。
でも、めげないのです。
選手として守ることもバッターボックスに立つこともない
どころかベンチに座ることさえできなくとも(そっちへ
どいてろ!といわれてじべたに座るのです)、それでもめげない
のです。ハロルドはそれくらい野球が好きなのだなあ。
好きなことがあるってそういうことだったりしますものね。
どんなにお友達やまわりにいじわるなことを言われても
気にならないんだよね。
しかし、ちびっこハロルドは大活躍をするのです!!
読んでいて、私は大人ですのでなんとなく結末がみえてしまった
のですが、それでもうれしくて涙ぐみそうになってしまいました
(ああ、本当に大人になると涙腺が緩くなって困ります)。
娘はずうっと心配そうに聴いていましたが、最後は、
せいせいしたように晴れやかな顔になりました。
子どもが安心して読むことができて、勇気がでる本って
いいですねえ。
野球が好きな子はもちろん、野球に興味がない子どもでも
楽しく読むことができる本だと思います。 (ぽこさんママさん 40代・ママ 女の子5歳)
|