「十五少年漂流記」として知られる、ベルヌの代表作。孤島にうち上げられた少年たちが、力をあわせて種々の困難をのりこえ、自分たちの生活をつくりあげていく痛快な冒険物語。
息子にいつか読み聞かせしたいと思い、この夏挑戦しました。
500ページを超えていてなかなか終わらず、一か月以上かかりました。
最後までハラハラさせられるところがあり、読み応えがありました。最後の50ページは一気に読み聞かせしました。
私も子どもの頃に何度か読んだのですが、抄訳でした。だからこの長さで読むのは初めてです。
子どもの頃、登場人物の中ではブリアンが好きだったのですが、大人になってから読んでみると、ブリアンが好きになるような描かれ方をしてますね。
ベルヌがフランス人ですから、フランス人のブリアンに感情移入しているのでしょうね。
この本を読んでいる途中で、少年たちが無人島での愛読書にしていた「ロビンソン・クルーソー」を息子が読んでほしいと言って借りて来ました。
ロビンソン・クルーソーの短絡さに比べると、この十五人の少年たちの思慮深いこと。
無人島での生活や友情、長く読み継がれている本だけに、読み終わると相当な手ごたえがありました。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子8歳)
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