一羽だけが仲間の群れと逆方向に歩き始めた・・・新しい世界が展開! 発想の自由をたたえ、独自な生き方を励ます痛快な北欧の絵本。
同じ方向にしか歩いていなかったあるきどりの群れ。その中から一羽だけ反対方向へ歩き出します。
進化というのはこういう過程で起きるのかもしれないと思ったのが一つ。
一羽だけが反対に動いたことを妨害しようとする仲間たち。読み聞かせをすれば三分ほどの短い話の中に、哲学的な要素が凝縮されている感じがしました。
高学年向け読み聞かせのリストの中で見つけました。何と組み合わせて読むかというのはまた難しいかもしれませんが、一冊だけでも存在感がある本です。
いじめ、争い、自分とは違うこと、個性などを考える時期にもいいのではないかと思いました。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子9歳)
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