ぼくは新宿駅で変な列車に乗ってしまった。つぎつぎ現れる動物の顔の乗客たち……。それは帆に風をうけて走る風力鉄道だった。
渉くんという受験を控えた小学生の男の子が、ある日曜日のこと、
模擬試験に行く途中、電車を乗り違えます。
でだしのあたり、彼が問題集を読みながら駅で電車にのる。
その文章の科見合いが、、映画みたいなんです。
そしてその電車がなんだか変だと気づきます。
それは隣り合わせの異次元にあるらしい国の風力鉄道でした。
渉くんは模擬試験には間に合わず、
風力鉄道の旅を続けるはめになりますが、
この鉄道はかなり面白いです。
おもしろいだけじゃなくて、考えさせられることもあります。
佐々木マキさんの挿絵も楽しいです。
行き逢った人たちというのか、どうぶつたちと言えば良いのか、
だんだん仲良くなって、最後別れるときは悲しかったです。
でも、また行けるのです。春休みになったら。楽しみです。 (capellaさん 60代・じいじ・ばあば )
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