小さな農場におじいさんが住んでいて、片方の手で数えられるだけの動物を飼っていました。そこで動物達にイチ、ニィ、サン、シィ、ゴーという名前をつけ、毎日一生懸命世話をしました。 ある晩、おじいさんは夢を見ます。夢の中ではキラキラ光る雪が降り、おじいさんを白い毛布でやさしく覆いました。雪はイチ(うま)、ニィ(うし)、サン(ひつじ)、シィ(ぶた)、ゴー(にわとり)も白い毛布でやさしく覆ったのでした。 夢から覚めたおじいさんが外を見ると、本物の雪が積もっていました。 「あっ そうだ!もうすこしでわすれるところだった」とおじいさんは身支度をして箱を持ち、袋を背負って急いで外へ出ました。おじいさんはキ(木)をきれいにかざり終わると、おおきな声でみんなに言いました。「メリークリスマス!」 そしてスイッチを押しました。
楽しい仕掛け絵本です。仕掛けは2つあって、1つは分厚い最後のページ。スイッチを押すと・・・美しい鐘の音が流れます。(ちょっと変わった鐘の音です。「ピンパラリロリンピラパラリン・・・」) もうひとつは、おじいさんと5匹の動物達が雪の白い毛布で覆われるところ。それぞれのページの前に白で雪を描いた透明のビニールページがはさんであって、それぞれの動物が雪で覆われているように見えます。雪のページをめくると動物達が現われる、というわけです。(絵本自体のカバーも雪を描いた透明のビニールシートで、おじいさんが雪の中を歩いているように見えます。) 落ち着いた色使いで、おじいさんと動物達の表情がとても和やかに描かれており、実にいい雰囲気を醸し出しています。 おじいさんのモデルは、エリック・カールの友人であり、隣人であり、同業者であるバリー・モーザー氏だそうで、裏表紙にはこの2人の写真がでています。 27cm×27cmと大きいサイズで、さらに仕掛けの分厚みがあります。仕掛けの電池は交換できますのでずっと楽しめますよ。
クリスマスの雪がおじいさんと動物たちを包み込み、おじいさんは動物たちにプレゼントを準備する。最後に鐘の音が鳴るしかけ絵本。
以前、銀座でエリック・カール展に行ったときに初めて見て感動した絵本!!
大好きなクリスマスがテーマでエリックさんの絵本で、おまけに鐘の音が出る!!!素敵づくしで展覧会ではその絵本の前でしばらくながめていた程です^^
サンタさんがエリックさんらしい描かれかたで個性的!!
少々お値段が高いですが、一見の価値ありありの1冊です♪
今の時期にぴったりで、プレゼントにもおすすめ!!! (ふわっとさんさん 20代・その他の方 )
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