ふわり ふわり。夜の静かな森に雪の妖精たちが舞い降りてきて、草花や木々、鳥たちに真っ白な雪ぼうしをかぶせます。窓からみえる家の中には、夢でくすくすわらう男の子と女の子の幸せそうな顔が並んでいます。ふたりが目覚めると、外は一面雪景色。そこへ、くまくんとうさぎさんとはりねずみくんがやってきて、「あ・そ・ぼ」と声をかけます。しばらくすると……、ふわり ふわり。再び雪の妖精たちが舞い降りてきました。妖精たちとみんなは一緒に雪だるまを作ったり、おにごっこやかくれんぼをして遊びました。ところが、次の朝になると、昨日まであったゆきだるまが消えていたのです。みんなの目には涙があふれました。ぽつり、ぽつりと涙が地面に落ち、そこにできた水たまりには、小さなふたばがかおを出していました……。 コラージュの独自の画法が、素敵な雪の世界を創ります。見ているだけで心が温まり優しい気持ちになれる冬の絵本。
「ゆきのはな」,題名も何だかいいですね。
表紙のイラストには妖精らしきものたちも。
「ゆきのはな」ってもしかして「妖精?」なんて,本を開きたくなりますね!
たちもとみちこさんの描くイラストも可愛らしくほんわかする絵本に思いました。
冬にぴったりな絵本です。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子8歳)
|