「平成の唱歌」として何十万人に広く愛唱されている《白いうた青いうた》。全53曲から成るこの合唱曲は「曲先行で作られた歌」で、新実徳英がメロディを作曲し詩人の谷川雁が後から詞をつけた。《ピアノ・ソングブック》は、詩人の創作力の源となった《白いうた青いうた》のメロディをそのままに、ピアノ連弾に編曲したもの。「なるべく易しく、うんとオシャレに、もちろんおもいっきり楽しく、というモットーのもと」に作られ、ヨーロッパの旋律、日本、アジアの旋法をもとに作られた原曲の美しい旋律を生かしながら、ふたりの奏者の手によって生まれ変わった「歌」が紡ぎだされる。弾いて楽しい、聴いて美しい曲集。
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