平原で落し物のバイオリンを年老いたライオンが見つけました。そして年老いたキリギリスに「音楽」を習いながら練習をしていきます。その音楽が平原に流れ、いつしかいろいろな動物が集まってきて大きなパーティーとなります。そしてそのパーティーが思わぬことになって荒れた平原も草の生い茂る豊かな平原に戻っていきます。音楽を通して生命力を語る絵本です。
ライオンとバイオリンの組み合わせにびっくりです。
キリギリスも加わって、一体?
荒れた大地に、年寄りライオン。
通りかかった音楽家が落としていったバイオリンが、
運命ですね。
バイオリンに潜んでいたキリギリスも、いい塩梅の出会い。
音楽に触れたライオン、オーリンの変貌ぶりが愉快です。
荒野らしく、ヒヒの打楽器も加わって。
動物たちも集まって、素敵な音楽シーンで終わらないのが真骨頂。
食べて踊れば、ウンチも出るわい?
そりゃあ、「いのちが ドキドキする!」のセリフそのままに。
とすれば、その後の展開が壮大です。
『クモのシルバーくん』の作者の作品。
深い味わいに、拍手です。 (レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子1歳、女の子0歳)
|