少年眞人(まひと)は、母を追って、 異世界へむかった。 そこは、死が終わり、 生が始まる場所だった……。
第二次世界大戦中の日本。 母を火事で失った 11歳の少年眞人(まひと)は、 父とともに東京を離れ、 「青鷺屋敷」という大きな屋敷に 引っ越してきた。
眞人は、豪放な父と、 新たに母親となった、 亡き母の妹・夏子に対して、 複雑な感情を抱き、 自分で自分を傷つけて、 家にひきこもる。
そんな眞人の前に現れたのは、 青サギと人間の姿を行き来する サギ男だった。
サギ男に導かれ、 屋敷の主だった大伯父が 姿を消したという、 ふしぎな塔の中に迷い込み、 別世界に引き込まれていく眞人。
そこで出会ったのは、 漁師の女性キリコや、 火をあやつる少女ヒミ、 ワラワラという、 生まれる前のたましいや、 ワラワラを食うペリカン、 インコ大王にひきいられた インコたち、そして、 この世界の創造主である 大伯父だった。
そして、大伯父が 眞人に問いかけたことは…?
スタジオジブリ 宮ア駿監督が、 少年時代に母から手渡された小説 『君たちはどう生きるか』から タイトルを借り、 自身の少年時代を重ねて描いた、 10年ぶりの長編映画を、 アニメ絵本として贈ります。
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