イワンという村人の畑からでてきたみどり色のつりがね。その美しい鐘の音は、なやみごとをふきとばし、こころに希望をあたえる魔法の力がやどっているようでした。噂をきききつけたロシアの皇帝はむりやり鐘を奪おうとしますが・・・。読んだ人の心にも希望の力がわくような、ふしぎでしあわせな結末をむかえます。 『大どろぼう ホッツェン・プロッツ』の作者プロイスラーと、『クラバート』でコンビを組んだヘルベルト・ホルツィングの名作待望の復活です。
プロイスラーの絵本の復刊としり、読んでみました。畑からでてきた不思議なつりがねのお話。傲慢で傍若無人な権力者であるロシアの皇帝。どうしても、争いの終わらない今の世を思ってしまいます。こんな鐘の音が多くの人々にひびけばいいなあと思いました。 (あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
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