季刊考古学・別冊42 北海道考古学の最前線 ―今世紀における進展― 目次
T 序章 北海道考古学の現在(高瀬克範)
U 旧石器時代研究の進展 北海道中央部石狩低地帯南部周辺の細石刃石器群における石材運用の変遷(赤井文人) 細石刃技術と押圧?離法(倉 純) 黒曜石水和層法:現状と課題(中沢祐一) 黒曜石製石器の原産地判別法の現状と課題―北海道内の黒曜石原産地を例に―(隅田祥光・和田恵治・向井正幸) 白滝遺跡群の活用―白滝ジオパークの取組と課題―(松村愉文)
V 縄文文化研究の進展 縄文草創期文化と土器出現(夏木大吾) 土器による調理―土器付着物からの分析事例―(國木田大) 大規模遺跡土器圧痕調査の到達点(小畑弘己) 周堤墓形成期の社会的複雑性―ジオポリティカル・エコノミーからのアプローチ―(坂口 隆) 北海道における儀礼用土器の動向(中村耕作) 縄文文化の環壕遺跡―北海道恵庭市島松沢8遺跡の発掘調査を中心に―(鈴木将太) 縄文の埋葬行為(藤原秀樹) 出土人骨の安定同位体比からみた縄文・続縄文の食性(蔦谷 匠) 北海道における動物利用の特質(福井淳一) 北海道における植物利用研究の現状―炭化種実からみた食用植物利用を中心に―(榊田朋広) 縄文遺跡群の世界文化遺産登録―北海道の構成資産から―(阿部千春)
W 続縄文・オホーツク・擦文文化研究の進展 続縄文文化の評価(青野友哉) 変成岩と鉄器の利用(佐藤由紀男) 骨角器研究の進展(高橋 健) 玉類の化学分析―ガラス製玉類の流通について―(橋美鈴) オホーツク文化の集落と社会(熊木俊朗) 目梨泊遺跡出土刀剣の意義―流氷よせる北溟の「金の刀」―(高畠孝宗) 根室,千島列島のオホーツク文化資料―北構保男氏収集考古資料の意義―(猪熊樹人) 擦文社会の動態―遺跡立地の変化からみる擦文文化の生業―(澤井 玄) 北海道の窪みで残る竪穴群(内田和典) 本州との交流(鈴木琢也) トビニタイ文化の理解の進展(小野哲也) 北海道におけるZooMSによる動物利用研究の現状と可能性(江田真毅) ゲノムからみたオホーツク文化人の形成(佐藤丈寛)
X 考古学的アイヌ文化研究の進展 擦文・アイヌ文化期の住居建築材における木材利用(千原鴻志) 漆器研究の進展(清水 香) 出土遺物と民具のデンプン粒分析(上條信彦) 北海道先史とサハリン・千島/クリル(福田正宏) 千島アイヌの成立と展開(高瀬克範) アイヌ史の時代区分(蓑島栄紀)
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