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ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞 カケスの住む森にやってきた家族。テントを張ってたき火をおこし、星を見ながらごはんを食べるんだ。ここは本当にいいところ…。キャンプ生活の楽しみをカケスの視点から描いた画期的な作品。森のすがすがしさが伝わってきます。
ピーマン村シリーズ等、中川・村上コンビの絵本はたくさん読んできましたが、村上さん自身が絵も文もかかれた絵本は、また違った魅力がありますね。
森へキャンプにやってきた人間へ、森の住人のカケスからのメッセージという形で書かれています。
カケスの目から見た構図で描かれた絵がおもしろいです。
私たちもキャンプ大好き家族なので、あの感動がリアルに伝わってきて、夏休みが待ち遠しくなりました。
真っ暗な中で炎の灯りが照らす家族の顔(そう、普段とは違った実にいい顔なのです!)、いつもよりずっと早く眠りについた子供たちを起こさないように、コーヒーを飲みながら静かに語る夫婦の時間、そう空を見上げるとスーっと流れていく星、虫取り、川遊び、魚つり・・・などなど。
ああ、もうがまんできない。今すぐキャンプに行きたくなっちゃいました(笑)。
でも、忘れちゃいけないのは、カケスからのメッセージです。
森を汚したり、壊したりしない人たちだけを、歓迎してくれるのですから・・・。 (ぼのさん 30代・ママ 男の子10歳、女の子8歳、女の子3歳)
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