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絵本や歌の世界で活躍している中川ひろたかさんが秋田の閉校になる小学校の子どもたちと小学校の「思い出さがし」をし、先生といっしょに写真と子どもたちの絵でつくった絵本です。懐かしい大切な思い出があります。
秋田県大仙市の小種小学校。133年続いて、児童数25人で閉校になったのが2008年3月。思い出を絵本の形で残したいからと、学校は中川ひろたかさんに依頼をしました。中川さんは初めて訪れる小種小学校でその思いをしっかり受け止め、子供たちや先生方やここに通った全ての人たちの思い出とともに、写真と絵でコラボレーションされた絵本ができあがったのです。
中川さんは後書きで、これはひとつの小学校のことではなくて、誰の心の中にもある「原風景」だと記していますが、そのとおり、この絵本の景色は、小学校というものに足を踏み入れたことのあるあらゆる人たちの心に必ずひっかかるはずです。
「卒業」の季節、小さな小学校の思い出をたどりながら、いろんな「さよなら」を懐かしむことができました。 (あさやんさん 40代・その他の方 )
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