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秋の運動会の総練習の朝、いつもとちがう1番電車にのった亜有子は、高校生の夏江子と一緒になぐり電車にのりあわせました。あわてておりた駅にある、「カフェテラスクレヨン王国」には、いろいろなおよめさんのメニューがあり、亜有子はべんきょうのおよめさんを注文してみました─ファンタジックでおもしろい「クレヨン王国」シリーズ9作め。
私が10歳で読んだ本。クレヨン王国を国外追放になった人をおよめさんとしてむかえる亜有子。およめさんは朝から勉強の歌ばかり歌って「死ぬまで勉強、死んでも勉強」とスパルタ教育してくれます。でもそのおかげで見失った友情を、最後には取り戻し、およめさんも幸せになります。友情や罪について考えさせられる一冊です。自分よりどこか優れた友人をねたまずうらやまずいることって大事だなと思えます。今3歳の娘にも子供にも育ったらぜひ読ませたいです。 (えみりん12さん 30代・ママ 女の子3歳)
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