課題図書『ちょっとまって、きつねさん!』(小学校低学年向け)を読んで感想文を書いてみよう!>>>
まいごになったうさぎのぼうや。そこに忍びよるはらぺこきつね・・・。 こんなドキドキするシチューエーションで始まる物語なのですが、一つ面白いのはここが「きつねとうさぎがであうと おやすみなさいをいう約束」の場所だってこと。一体どんなやりとりが始まるのでしょう? うさぎに近づいた腹ペコきつねは、勿論口をガバッとあけます。「あ!食べられる」と思うと、うさぎのぼうやは 「ちょっと、まって!」とさけびます。「しってるよね、ここはきつねとうさぎがおやすみなさいをいう ばしょだってことを?」このうさぎのぼうや、小さいクセになかなかどうして堂々たる態度なのです。慌てて「おやすみなさい!」を言うきつねですが・・・。 ここからのやりとりは読んでからのお楽しみとして。 結構緊迫したやりとりのはずなのに、うさぎぼうやがひょうひょうとしているからか、きつねが意外に素直だったりするからか、ほのぼのとした雰囲気をかもし出しちゃっている二人が見ていて何だか可笑しいのです。特にきつねがうさぎのぼうやを寝かしつけている姿なんて・・・「そんな事している場合?」なんて突っ込みたくなったりして。 うさぎぼうやの家族の関係も素敵。勇敢なぼうやの意思を尊重するパパうさぎ、ぼうやを包み込むママうさぎ。最後の場面も含めて、小さな子がうさぎぼうやを自分と置き換えて読んで行くととっても楽しめそうな内容ですね。 更に、くるくると変わる豊かな表情、毛並みの触感や体温まで伝わってきそうな迫力あるけど温かくてとても可愛らしい絵が物語を更に盛り上げてくれます。色合いや構成も日本の絵本とは一味違って新鮮に映りますね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
ウサギのぼうやに忍びよる、腹ぺこのきつね。きつねが大きな口をガバッと開けたとき…… 「ちょっと、まって!」ここでは、きつねとうさぎが出会うと、必ずおやすみなさいを言う約束。うさぎのぼうやの運命やいかに!?
ドラマチックに始まります
ここでは きつねと うさぎが であうと かならず おやすみなさいえおいう やくそくです
そんな場所で 迷子になった うさぎのぼうやが ひとりぼっちで すわっています
そこに きつねが ひたひたと しのびよってきます
こんな書き出しのお話は 見事なぐらいドラマチックで 子ども心をくすぐりますよね!
次のページにはいるとますます ドキドキ あっ!
うさぎが 食べられる〜
でも 「ちょっと、 まって!」
この一言が 狐の大きな口を閉じさせて 「ああ〜 よかった・・・」
みごとな きつねの きば!! (うちで飼っていた 犬の歯もこんなになっていたようだと、思い出しました)
お話の展開の見事さに 拍手を贈りたい絵本です!
きつねのこもりうた 聞いてみたいです(どんな声で どんな風に歌ったのでしょう?)
お話を子供に読んであげる時のこと想像しながら・・・・
うさぎの お父さん お母さんは 眠っているきつねを、 ぼうでたたこうとします、でもうさぎのぼうやは・・・・「ちょっと、まって!」
自分に子守歌を聴かせてくれた きつねを守るのですね!(うさぎのぼうやに教えられました)
それにしても みごとなきつねの きばでした!(感動!) (にぎりすしさん 50代・その他の方 )
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