ごんちゃんはセミ採りの名人。初心者のてっちゃんにセミの採り方を教えます。手製の道具を使ってセミを採るための秘訣が満載の絵本。子どもたちを虫採りの楽しさに誘う絵本です。
せみとり名人のごんちゃんが、セミを捕まえるコツを、網の持ち方からセミへの近づき方まで、たっぷり教えてくれる絵本です。作者のかみやしんさんは、子どもの頃、自身が本当の“虫採り名人”でした。そして、「今の子どもたちにも、虫採りのすてきさを知ってほしい」という願いから、この絵本が誕生しました。作者が長年の間に培った、セミを採るためのノウハウがいっぱい詰まっています。でも、単にセミの採り方を伝えるだけでなく、この絵本の根底には、生命の尊厳を真摯にみつめる作者のまなざしがあります。子どもはセミを捕まえると、たいていは死なせてしまいますね。 でも、「子どもは小さな生き物の死にあまりとんちゃくしないようでいて、実は心の奥底の鐘を激しくならしている」と作者は語っています。採って初めて理解できることもたくさんあるのです。さあ、この絵本を楽しんだ後は、この夏、大人も子どもも“せみとりめいじん”になりましょう!
女の子のくせに虫が好きな上の子が見つけてきた絵本です。名人を自負するごんちゃんが、知り合いのてっちゃんにセミ取りの極意を教えるお話。
これがなかなか、よいコツが書いてある。
セミを捕まえるポイントだとか、オスとメスがいたら、どっちを先に捕まえる方がいいかとか、セミ取り用のアミの作り方とか、etc.
よく覚えておいて、今度の夏に子どもたちと実戦してみようかと思います。 (てんぐざるさん 30代・ママ 7歳、2歳)
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