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権大納言は、山でみつけた不思議なきのこを食べさせて、陰陽師を踊らせようとするのですが……。『今昔物語集』の世界をあざやかに絵本化。
権大納言と言えば、身分が高い高級官僚のような人なのに、食いしん坊だったりこわがりだったりするところが、逆に憎めない感じでした。
陰陽師は平安時代の超能力者か魔法使いのような、不思議な力を持った人です。
たぶん権大納言のすることはお見通しで、きのこについては何かしらの対策をとったのではないでしょうか。
裏表紙で微笑みながら振り返る陰陽師が、二人の間柄を物語っているようでした。 (みいのさん 60代・その他の方 )
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