「きょうは あついなあ!」とねずみくん。 「そうだ みんなでうみへいきましょう」とねみちゃん。
ねみちゃんは用意をして待っていることになり、ねずみくんがともだちを誘いにいきます。 しばらくして「おまたせしました」ともどってきたねずみくんは一人。 「おそいわねえ、ねずみくんはだれをさそったの?」 ねずみくんはうさぎさんを、うさぎさんはぶたくんを、ぶたくんはらいおんさんを、らいおんさんはぞうさんを・・・ どうやら誘った順に一人ずつやってくるのですが、なかなか全員そろいません。 はやくうみへいきたいねみちゃんは、いらいら。 とうとう「もういいわ おそくなるからしゅっぱつよ」と出かけます。
さて、ついたうみ! ひろ〜い画面いっぱいのうみは最高です! ぷかぷか浮くうみ。やっと、きもちよさそうに笑顔になるみんな。 でも最後のメンバーがまだわかりません。 いったい誰がやってくるのでしょう!?
シンプルでダイナミックなしかけがひとつ仕込まれ、爽快感いっぱいの気分になれる、ねずみくんの夏の絵本。 家族と、ともだちと、海へ行きたくなることまちがいなし! 大人気ねずみくんシリーズ、第26作目のお話です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
海へいこうとなかまたちをさそったねずみくん。ところが、まってもまっても、なかなか全員がそろいません・・・。
ねずみくんシリーズって、たくさんあるんですね、知りませんでした…。
こちらの絵本は、鮮やかな水色と白、グレーの色彩の中に、ねずみくんのチョッキの赤がパキッと目立つ、ステキな挿絵です。
最後にクジラくんが出てくるところでは、他のページとめくり方が異なり、少し仕掛け絵本のような感じもあり、ワクワクしながら読むことができました。 (ちびっこおばちゃまさん 40代・その他の方 男の子4歳)
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