マクフィー船長の船に、ボーイとして乗りこんだチム。先輩で一等ボーイのジンジャーを助けるために、嵐のかんぱんに出ましたが……。『チムともだちをたすける』の新訳新版。
世代をこえて子どもたちを魅了してきた海洋冒険物語。 マクフィー船長(第1巻に登場)の船に、二等ボーイとして乗りこんだチム。先輩で一等ボーイのジンジャーを助けるために、勇気をだして、嵐のかんぱんに出ましたが…。「チムは なわばしごに とびうつり、ふりむきました。ボートが ありません! ジンジャーも、ねこも、きえうせていました。」 イギリスの国民的イラストレーター、エドワード・アーディゾーニが、30代から77才まで描き続けたチム・シリーズ。物語の進展に不可欠の人物ジンジャーが、初めて登場します。以降、ジンジャーは、チムの家に住み、チムとともにいくつもの海の冒険に乗り出し、最終の第11巻では主役となります。 1979年に刊行の『チムともだちをたすける』が新訳、新規製版でよみがえった作品です。
冒険好きの少年チムが、友達のマフィー船長に誘われて、二等ボーイとして船に乗り込む。そこで仲良くなった一等ボーイのジンジャー。いたずらなジンジャーは、三等航海士の毛はえ薬を勝手に自分の頭にふりかけてしまい大変なことになります。甲板のボートに隠れていたジンジャーでしたが、嵐になり・・・チムが命がけで助けます。
ジンジャーの髪の毛が切っても、切ってもどんどん伸びて、長髪になってしまうところが、おかしくて笑えます。
また、嵐の場面では、一転して緊迫し、ハラハラドキドキさせられます。
チムは、まだ子供なのに、友達を助けるために勇敢に荒海に中に出て行く姿に感動します。小さなヒーローです。 (はなしんさん 30代・ママ 女の子5歳、男の子3歳)
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