アルビンという怪しげな男が、ヒックのすむ島に流れ着いた。 ヒックたちは、アルビンとともに伝説の大海賊の宝を探しに、 恐怖のドラゴンのすむ島へ向かう。 ヒックは、相棒のドラゴン、トゥースレスと宝を見つけることができるのか?
ヴァイキングの英雄にして、ドラゴン研究の第一人者であるヒック・ホレンダス・ハドック三世の回想録、その2。
乱暴、野蛮が良しとされるヴァイキング社会で、地味でひょろひょろで、でも、ドラゴン語が分かる唯一の人間であるヒックが成長していく物語。
今回は、ヒックのご先祖様にして、史上最強で最悪な伝説のヴァイキング、ゴーストリーの秘宝を探します。
大人なら、じっくり読んでも2時間かからない量ですが、映画一本観たぐらいの満足感があります。軽やかな文体で、爽やかに語られるテーマは、とても大切な事ばかり。作者自身による挿絵も、あいかわらず面白い。登場するドラゴンにもドキドキします。
どんな逆境でも、自分の信じるところを信じて、堂々と行動するヒックに力をもらいました。
子どもにも、大人にも、お勧めしたい一冊です。 (こはこはくさん 40代・ママ )
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