ある日、わにわにが部屋をのぞくと、そこは紙や糊やハサミが散乱した部屋でした。 そこで、わにわには工作をはじめました。 ダンボールを、切って折って貼って。そのときハサミで指の先をほんの少し切ってしまいました。 「うおぉ!」わにわにはあわてて薬を塗り、包帯をぐるぐる巻きました。「よーし よし」見事な包帯姿に満足して、 わにわにはまた工作にとりかかります。 切って貼って塗って、塗って塗って塗って。さて、わにわにが作ったものは何だったでしょう?! 子どもたちに大人気の『わにわにのおふろ』『わにわにのごちそう』『わにわにのおでかけ』に続く、シリーズ4作目です。 ちょっとの血に大袈裟に驚いたり、包帯を巻いて満足したり、無邪気で憎めないわにわに。今回も存分に描かれます。
小学2年生のクラスでの読み聞かせに使わせていただきました。
わにわにの表情と、その動作とのギャップに、今回も笑わせてもらいました。
この作品では、わにわにが工作にチャレンジするんですけど、きったりはったりぬったりという作業に、子供達もなじみがあるせいか、とってもにこやかな表情でみてくれたと思います。
わにわにがちょっと切り傷をつくるんですけど、それをひどく痛がって、思いっきり包帯を巻くという、その様子がたまらなくかわいいのです。ページをめくるたびに、包帯を巻かれた指がどんどん太くなっていくので、子どもたちの反応もその都度感じられ、読みがいがありました。
わにわにのかわいさに、子どもたちもひかれ、身近にいる友達のような(子どもたちにとっては、弟分のような)存在になっているのだと思います。 (けいご!さん 30代・ママ 女の子11歳、男の子7歳)
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