「みーみーみー」子猫たちが呼んでいます。するとお母さん猫が「いま いきますよ、まっててね」と駆けてきて、「おまちどうさま。さあ、おっぱい」。子猫たちにおっぱいをあげます。りす、ひよこ、くま、人間の赤ちゃん……みんな、お母さんから「まっててね」と優しく言葉をかけてもらい、ごはんをもらって嬉しそうな笑顔です。
まっててね、という繰り返しの
優しい響きが印象的です。
ごはんを準備していても、子どもを見つめている
お母さん達の姿が優しいタッチで描かれていています。
家でも私がごはんの準備をしている最中、
同じようなやりとりをしているので、
1歳7カ月の息子は、この本が気に入ったようで、
何回も読んでとせがんできます。
こどもを我慢させる時に使ったりする言葉なのに、
まっててね、という言葉を口にしたくなる
気持ちになる本です。 (空色のかわうそさん 30代・ママ 1歳)
|