アリさんの行列を追ってゆくと、その先にあるのはおいしそうなお菓子やくだもの。アリさんたちにとっては巨大なごちそうです。みんなで力を合わせて運んでゆく姿に「わっしょい わっしょい」という勢いのあるかけ声がついて、なんとも元気な絵本ができあがりました。版画の持つ力強い輪郭線と、くだものの質感を絶妙に再現した色合いも見どころです。
1歳10カ月の息子に。
「いっぽにほありさん」と「わっしょいわっしょい」
の繰り返しとともに、子どもたちのよく知っている
食べ物がアリに運ばれていきます。
力強くダイナミックな版画ながら
アリの手足や目線など細かい部分もしっかり表現されています。
大きなさくらんぼ、いちご、びすけっとなどもおいしそうなこと!
息子は特に最後の「まっかしょい」が好き。
一斉にあつまった食べ物とカラフルな画面に勢いを感じ、
一緒に「まっかしょい!」と読んで楽しんでいます。
何度も繰り返し絵読みたくなる絵本です。
(空色のかわうそさん 30代・ママ 男の子1歳)
|