山姥に襲われた小僧さんがお札を投げると。
山姥が出るという山に栗拾いに行った小僧さんは、和尚さんの心配通り、おそろしい山姥に捕まってしまいます。 和尚さんのくれた三枚のお札を使って、逃げる小僧さん。お札を投げて、大きな砂山を出現させたり、大きな川で邪魔をしたりしますが、山姥はそれでも追いかけてきます。かろうじて小僧さんはお寺に逃げ帰ることができました。 山姥をむかえた和尚さんは、知恵を使って、山姥を退治します。さて、それはどんな方法だったのでしょうか? あまりなじみのないお話に思われますが、実は日本全土で語られてきている昔話です。
朝の読書タイムで3年生と4年生のクラスで読み聞かせをしました。
さんまいのおふだもいろいろ出ていますが、私は小学館のこの絵本がお気に入りです。秋になると、私の子どもが通っている小学校では世界の民話を3年生の国語の時間に学習します。それに合わせてこの本の他にも同じく小学館から出版されている「ゆきおんな」やイギリスの民話「3匹のこぶた」、アイルランドの昔話「ジェイミー・オルークとおばけイモ」などを読み聞かせしました。
さんまいのおふだではやまんばに「こぞう〜まて〜」と追っかけられると子どもたちの目が釘付けになっていました。ハラハラドキドキしているのがわかりました。
子どもたちには衝撃のラスト やまんばばが和尚さんに食べられてしまう場面では驚きの声が漏れていました。
近所の子どもさんには「おもしろかったよ」と言ってもらえ、これから秋の定番にしたい1冊になりました。 (図書うさぎさん 40代・ママ 女の子13歳、男の子11歳)
|