長谷川義史さんの最新作『じゃがいもポテトくん』は、御本人による講演会などでの“歌いきかせ”で絶大に人気のあるお話から生まれた絵本なのだそうです。 八百屋さんで売られているじゃがいも達。なんでも北の国から家族、親戚みんなでやって来たそう。ところが、一人また一人と次々に買われていって家族全員離ればなれ!?悲しいはなしです・・・。 ・・・なんて、そこは長谷川節。ちっとも悲しそうじゃない。八百屋の主人はどこかで見た事のあるような顔だし、隣の魚屋さんでは同時進行で珍事件が起きてるし、なんてったって名前がふざけている。じゃっく、じゃーむす、じゃじゃりん、いもーぬ。みんなじゃがいも家族の名前です。いくら真面目に読んだって、これじゃ悲しい雰囲気を出すのは難しい?でも最後は思わぬ展開で再会を果たすじゃがいも一家。これにはちょっと感動、笑顔がこぼれてしまいます。みんなじゃがいもが好きなんですねぇ。作詞長谷川義史、作曲中川ひろたか『じゃがいもポテトくん』の楽譜が収録されているのもファンにはたまらない!かなり愉快な一冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
歌って楽しい、じゃがいもの愉快な絵本。子どもたちの大好きなじゃがいもくんのお話です。 八百屋さんで売っているじゃがいもくんたちは、みんな北の国からきた家族です。 店先で、仲良く並んでいますが、次々といろいろなうちに買われていって、離ればなれになってしまいました。 涙涙のお別れでした。そして、ある日の幼稚園でもお昼の時間。子どもたちがお弁当箱を開けたとたん… コロッケになったじゃーむすくん、ポテトフライのとうさん、みんな、それぞれのうちで、おいしいじゃがいも料理に 変身して、子どもたちのお弁当のおかずになって再会しました。 リズム楽しい、テーマソングが巻末についている「テーマソングのあるお話し絵本」です。
●編集者からのおすすめ情報● 長谷川義史さんが、各地で行ってきた講演会で、読み聞かせならぬ“歌い聞かせ”で、 絶大な人気のあるお話「じゃがいもぽてとくん」が、やっと絵本になりました。 7月から各地で毎週のようにあるイベントでも、人気を博すこと確実です。
気になっていた絵本、やっと読めました(^^)♪
八百屋さんで売られているじゃがいものじゃーむすと、その家族。
みんなで北の国からやってきたのです。
でもある日、とうさんのじゃっくは、
山田さんの奥さんに買われていってしまいました・・・。
「じゃーむすー げんきでなー」
かなしいはなしです・・・・・・。
この言い回しがたまらなく面白い。お腹を抱えて笑いました。
子供達も気に入って、一緒になって「じゃ〜むす〜!」って言ってます(^^)
そしてじゃがいも一家のネーミングもハイカラ(笑)
父がじゃっくに、母はじゃじゃりん、妹はいもーぬ。
もう最高(笑)
“かなしいはなし”だったけど、バラバラになったじゃがいも一家は、
とっても美味しいじゃがいも料理に姿を買え、
幼稚園のみんなのお弁当となって再会したのです!
なんというハッピーエンド。さすがは長谷川義史さん。
爽快の読後感を残してくれました。
我が家のお気に入りの一冊に、ばっちり仲間入り♪ (環菜さん 20代・ママ 男の子4歳、男の子2歳)
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