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ダーウィン以前に人々が生命をどのように考えていたのかを詳述し、ダーウィン以降に進んだ遺伝学について、実例をあげながら楽しく紹介。また、ダーウィンの進化論を、彼の生いたちや実験を交えながら解説する。
「目で見る」シリーズの1冊で、「進化」にスポットが当てられています。
進化、といえばやはりダーウィン「種の起源」ですよね。
あるいは、エンドウマメのメンデル。
学校で習った覚えがあるものの、非常に断片的なものに過ぎなかった私の知識が、この本を読むことでようやく系統だって捕らえられたような気がしました。
まずはダーウィンの生涯を追うことで、彼がどうやって進化論をまとめあげるに至ったか。
そして、ダーウィン以後に発見された「遺伝子」について。
現代では、人間の手によって遺伝子操作がなされるまでにいたっていますよね。
それでもまだ、「進化」には謎がたくさん残っているんだそうです。
後半部分では、生命の歴史をたどることで、地球上の生物の進化の過程をおさらいできます。
こういう生命の歴史があって、さまざまな進化があって、今ここにこうして「私」がいる、、、なんて不思議なんでしょう。
このシリーズはとても面白く興味深いのですが、内容が高度で専門的、文章も難しいので、科学好きな小学校高学年以上、あるいは中学・高校生くらいがちょうどいいのではないかなと思います。 (あんれいさん 40代・ママ 男の子6歳)
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