
かいそうがたくさん生えている浅い海で、らっこのおかあさんは、こどもをおなかにのせて、ゆらりゆらりと浮かんでいます-。大自然のなかで生きるらっこの親子の姿を美しい版画が描きだす、動物ノンフィクション絵本。
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のんびり屋に見えるラッコたちですが、その愛らしい動きのひとつひとつに、ちゃんと意味があるんだなって感心しました。
ラッコの天敵シャチ。
仕方がないことだけど、ラッコを飲み込むシャチは、やっぱり悪者に見えました。
母親を失った子どものラッコを別の母親ラッコが抱きしめてあげている姿が、感動的です。
群れを守るため、支え合って生きているんだなって思いました。
脚色などはなく、自然のままが描かれているシリーズです。
素朴な版画絵もとても素敵で、自然のぬくもりが伝わってくる、とてもいいシリーズです! (しゅうくりぃむさん 40代・ママ 女の子10歳)
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