電車が好きな子供達のわくわくする気持が手に取る様に伝わってきます。どこの駅の鉄橋にも必ずいる電車が来るのを待つ親子。そうです。電車が来て真下を通り過ぎて去っていく、これだけの事が理屈抜きに本当に楽しいのです。なんでだろうなぁ・・・そう思ったら実際に見に行くべし!姿、音、振動を体感してるのですね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
橋の上でまっていると??くるよ、くるよ、電車がくるよ。電車好きな子どもたちのワクワク感をみごとに表現した絵本。
息子が幼児の頃に買ってあげようと思っていた作品。娘がその年になってやっと手に入れました。うちの近くにもこんな場所があるので、初めて目にしたときからこれはピッタリ!と魅せられていました。この絵本のように、歩道橋の下を線路が走り貨物列車や客車が行きます。海岸沿いなので、潮風が気持ちいい。お天気のいい日は最高です。やはり列車が通過するときはたくさんの人が歩道橋にやってきて見物します。
太平洋沿いを走る貨物列車は貨車の数が多くてとにかく長い。こっちの岬からあっちの岬まで、ずっと貨物列車が走り続けているという光景にはびっくりでした。長いものは最初の最後まで2マイル(4キロ)の長さとか。踏み切りで待つときもこれに当たってしまうと10分ぐらい待たなくてはならず、気が長くなくてはやっていけません。でも大人にとってはただの列車でも、子供にとってはもう魅力たっぷりの対象。ガタンガタンという音、風圧、重量感、動き、魅せられるものはたくさんあるのでしょうね。
電車の大好きなお子さんにおすすめの絵本です。 (ムースさん 40代・ママ 男の子9歳、女の子4歳)
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