全米で100万部を超え、七カ国語に翻訳されているベストセラー絵本 「たいせつなきみ」の続編です。
木彫りの小人、ウイミックたちの暮らす小さな村で、はことボール集めが流行だし、みんな競って集め始めました。 そうするうちに、はこやボールをたくさん持っているほど偉くて、人から高く評価されるようになってきたのです。 このことに心奪われたパンチネロは、名声を得るために、寝る間も惜しんで必死に働き、家まで売り払い、はことボールを次々に買っていきました。 みんなから「立派なウイミック」と評価され、気分の良いパンチネロでしたが・・。
ある日、作り主のエリに会い、人からの評価と引き替えに、大切な友達も、人を信頼する気持ちも・・ すべての幸せを失ったことに気付かされます。
自分の愚かさに気付いたパンチネロは、エリの元で久しぶりにぐっすりと眠ることができました。 幸せな気持ちにつつまれて・・・。
物に溢れた、物質主義の世の中で、際限なく欲張りになり、人からの評価を気にして生きていく・・・ まさに私たちの姿がここにありました。 「ほんとうに たいせつなもの」は何か・・? 見失いそうになった時に、そっと開いて読んでみて下さい。 (かざぐるまさん 30代・ママ 男の子10歳、男の子8歳)
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