ちりちり ちりちり ちりちり かーん かーん かーん
白い帽子、白いランニングを着た少年が、明るい日差しの中を歩いています。 広い地面、真っ青な空、照らされた建物。
「夏」です。
じゅん じゅん じゅん じゅん
音からも記憶が蘇ってきます。 これは、確かに夏の音。
気が付けば、自分の中の「夏の記憶」と重なって、絵本の中の夏の風景はどんどん広がっていきます。遠くから聞こえる子どもたちの声。さぁ、僕もプールに飛び込むぞ!
子どもの頃、大好きだった暑い夏。 こんな風に音で記憶していることもあるんだと、改めて気がつかされます。 子どもたちの目には、どんな風景に映っているだろう。 絵もデザインも、どれをとっても味わい深い「夏の絵本」です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
かーん、かーん、かーん、 じり、じり、じり だれもが心のなかにもっている「夏」を表現しています。 深いあじわいの絵本です。
五味太郎さんの独特のセンスの擬音語で夏を表現した絵本です。
ちりちりちりちり
ぽーんぽーんぽーんぽーん
かーんかーんかーんかーん
じゅんじゅんじゅんじゅん
私はどうしても夏というと、ジリジリやミーンミーンなどを思い浮かべてしまうので、ちょっと夏をイメージしにくい表現ではありましたが、
最後のプールのページは、夏!!という感じで良かったです。 (tori.madamさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子4歳)
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