◆おかあさんの誕生日の贈り物にしようと、ブルーベリーとこけももを摘みに出かけた プッテは、こびとのおじいさんに出会い、ブルーベリー森へとさそわれます。そして、魔法でこびとのおじいさんぐらいに小さくなったプッテのブルーベリー森で見たこと、経験したことは……。プッテは、あまりにすばらしく楽しかったので、帰る時間がきたとき、もっともっとこの森であそんでいたいと思いました。でも家にもどったときプッテは、おかあさんにあげるブルーベリーとこけももの実のいっぱいはいったかごをちゃんともっていましたよ。
◆スウェーデンの絵本作家エルサ・ベスコフの美しい大型絵本です。元気な男の子で、おかあさんおもいのプッテが、ファンタジーの世界であそぶのをじつにみごとに描いています。しかも、森のたたずまい、いきものなどの自然がとても忠実に描かれているのが特徴です。33冊にも及ぶ彼女の作品の中で、もっともすぐれた作品といえましょう。
◆リトグラフの手法で印刷したと思われる原書から新たに製版し、より美しく色鮮やかによみがえりました。ブルーベリーとこけももの色のみずみずしさは、思わず手をのばして食べたくなるほどです。さあ、あなたもブルーベリーもりに遊びに来ませんか? 旧版をお持ちの方にもおすすめいたします。
この間、久しぶりに図書館に行ったとき見つけた絵本は、私が子供のときに読んだものでした。すぐには思い出さなかったのですが、絵を見ているうちにこの色、この子供たち、と、どきどきしながら読みました。話の内容は,いま、ママになってる人にはとても良いお話だと思います。だって、子供がママのためにプレゼントを探しに行くのですから。そして、小さな動物や虫たちがとてもよく描かれています。この絵で,家の子供たちはとても喜びました。読み終わったときには、子供たちから「ママのためにプレゼントを取りに行く」なんて、かわいい言葉が聞けるかもしれません。図書館に返す日が近づいていますが、子供に泣かれそうです。 (こけももさん 20代・ママ 男の子4歳、女の子3歳)
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