赤アリに捕らわれたフェルダの運命やいかに。2008年に『ありのフェルダ』が出版されて以来、 全国から「早く続きを出してください」というお手紙が編集部によせられました。 当時3年生だった人は5年生に、60歳だった人は62歳になったわけですが、お待たせしました! 『ありのフェルダ』に負けないくらいおもしろい続編『とらわれのフェルダ』がいよいよ発売です。 前作で、あらぬ疑いをかけられてお尋ね者となったフェルダが、飛行船にのって逃げついた先 は、 なんと敵国の赤アリ国。赤アリの少年たちに捕らわれたフェルダは、マルハナバチやトビケラなど様々な虫たちのもとで、 あらゆる仕事をさせられます。あるときはラッパ持ち、またあるときはポンプ押し、ときには、 アリジゴクの穴に仲間のありを追い込む嫌な仕事を命じられるなど、ハラハラドキドキの連続です。 ほかにもたくさんの虫たちが登場します。泳ぎの得意なゲンゴロウの“ サカナオドシ”、 肉食系オサムシの“ ニクダイスキ” など、名前も変ですが、性格も個性的。 フェルダとのかけあいも絶妙で、抱腹絶倒まちがいなしです。
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