昔の人が見たふしぎな夢、今の子どもたちが見たおかしな夢を紹介しながら、眠りと夢が人間にとってどんなに大切な意味をもつかを明らかにする。ユニークな“子どものための哲学の本”。
まず、なんといっても杉浦範茂さんの個性的なイラストが素晴らしかった。この絵本を存分に楽しませてくれるイラストでした。
この絵本は、1988年カタロニア賞受賞しています。
現在、科学者が研究して分かていることを踏まえ、作者が思い描く夢の世界を語ってくれています。
荘子の話や、昔の中国の「くすり売りのつぼ」(これを作者は「夢のつぼ」と解釈します)、聖徳太子のお話など、例をあげ子供達にも分かりやすいように説明しています。
ちょっと文章の長い絵本ですが、「夢ってなんだろう」と、興味のあるお子さんには、もってこいの作品ではないでしょうか?
個人的に私は夢に興味があるので、すごく勉強になりました。 (てんぐざるさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子4歳)
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