うさぎおばさんのレストラン「にんじんてい」はいつもたくさんの動物たちでとてもはやっています。ところがある夜泥棒が入りお鍋やフライパンなど料理にかかせないものが盗まれてしまいます。それでもうさぎおばさんは、まにあわせの道具でいつも通りのおいしい料理をお客さんたちに出すのです。ところがまたもや泥棒が入り今度は「にんじんてい」の看板を盗まれてしまうのです。それでもお店はお客さんでいっぱいです。とうとう泥棒はうさぎおばさんをひもでしばりあげりょうりの味やひみつを知ろうとするのです。うさぎおばさんはにこにこしながら泥棒に料理を作って出すのです。ところがその料理には特別な味が隠されていたのです。犯人はとなりの森のレストランのやまねこさんでした。やまねこさんが食べた特別料理に興味がわきましたか?それは読んでからのお楽しみです。ちなみに我が家の4歳になる息子は「うぇー」という反応をしました。最後にこの絵本では、うさぎおばさんは「お母さんの心のこもった料理にはかないませんよ」というのです。その言葉を読んで親子共々心の暖まる絵本だなあと感じました。 (利恵子さん 20代・ママ 男の子4歳)
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