九月。あまずっぱいにおいでむせかえるようなりんご畑に出没したりんごどろぼう。ガードマンをかってでたのに、おにいちゃんはちっとも見まわりをしない。手に木刀、腰になげなわといういでたちでぼくはどろぼう退治に立ち上がった……!
学校での読み聞かせで校長先生が読んでくださるのを聞いて、いいな〜と思い、娘のクラスで9月になるのを待って読みました。 高学年ですが、りんご農家の事情など考えもしないでしょうから、その生活をわくわく・どきどきしながら垣間見ることが出来たようです。 家族の暖かさや兄弟のつながり、そして近所の農家仲間のつながりなど、今の時代忘れかけているものをほのぼのと感じさせてくれます。 ガリベン兄さんが最後にもそもそとつぶやき問いかける言葉がいいです・・・「あのさ、人間ってさ、そんなに信じられないものかな」と。 しんから悪い人など、そうそう居るわけではないと素直に思いたいですね〜。
(チョミチョミさん 40代・ママ 女の子11歳)
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