日本人の想像力がうみだした妖怪の世界。 妖怪をしれば、日本の文化がみえてくる!
うみぼうず、かっぱ、かわうそなど海や川にいる怖い妖怪や面白い妖怪を紹介。大きく楽しいイラストで妖怪の出没地や危険度も掲載し子供たちの好奇心を駆り立てる。巻頭は京極夏彦先生が担当する。
『みたい!しりたい!しらべたい!』の図鑑シリーズ、これは“日本の妖怪”の中でも「海の妖怪」にスポットを当てています。
海とは書いてありますが、水辺の妖怪という感じで、前半は海、後半は川の妖怪が紹介されていました。
監修は常光徹さんで、巻頭コラムは京極夏彦さんと、ゴージャスな書き手でここを見ただけでワクワクしてしまいます。
「海に出る妖怪」はふなゆうれい・うみぼうず・しらぬいを始め、なみこぞうやしちにんみさきなどが紹介されていました。
「川に出る妖怪」の方はかっぱ・あずきとぎ・いわなぼうずなど。
特にかっぱのページには力が入っていて、伝説もいくつか簡単にまとめて書かれていました。
そのほか、水辺に出る「動物の姿をした妖怪」のページもあり、だいじゃやかわうそ・へいけがになどいました。「へいけがに」は絵描きさんのイメージがすごくて、笑えました。
夏はどうしても、水辺の妖怪たちを(子どもたちに)紹介したくなります。
最後のページには「妖怪をもっと知るために」と題して、いくつかの有名な資料館や伝説の場所を教えてくれています。
近いな、行ってみたいなぁという人はぜひ行ってみてください。 (てんぐざるさん 50代・ママ 女の子23歳、女の子18歳)
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