ハリネズミとヤマネが主人公の小さなお話6つが詰まった一冊。ふたりのなにげないやりとりが心をふわっとやわらかくしてくれます。うつくしいカラーの挿絵もたっぷり入っています。読み聞かせにも最適です。
私の大好きな「仁科幸子ワールド」全開!!のお話。
5つの短編が集まった本で、どのお話も、読み終えた後に自然と顔がほころんでしまいます☆
ハリネズミと、ちいさなおとなりさん(ヤマネ)のやり取りがとっても素直で心地よく、まるで森の中を覗いているような感覚になります。
5つのお話の中で、私が一番お気に入りなのは「ゆきのひかり」というお話し。
いつもなら目覚めることのない、森一面が雪に埋もれている真冬のある日、ヤマネは目を覚まします。そして、生れて初めて真っ白い雪の世界を目にしたのです!!その光り輝く白銀の世界(雪の白さ)に驚き
「ぼくの目に何かがとびこんじゃったんだよ」と、ハリネズミの元へ助けを求めに行きました。
なんて可愛いんでしょう!!!
ぎゅーっと抱きしめてあげたくなりました☆
きっと、子供を持つ親となった今だからこそ、こういう感覚を受けるのかな!?子供が読んだらどんな風に感じるのかなぁ?・・・等々、色々な思いを巡らせながら、今回も仁科幸子さんの本から、忘れてはいけない・無くしてはいけない「大切なモノ」を受け取った気がします。 (笑いジワさん 30代・ママ 女の子10歳)
|