ヨーロッパに”核”が落ちたある日の夏・・・
少年は淡々と4年間どのように暮らしてきたのか語ります
「見えない雲」を書いた作者が東西の均衡が危ぶまれていた1982年に書かれてます
少年の言葉からは「核反対」とか叫ぶ場面はなく、核爆弾が落とされた現状と、その後の生活をまったくそのまま語っていることが、かえって恐ろしさを感じます
あまりにも次々と人が亡くなっていく情景に「死」に対して無頓着になってしまう人間の愚かさを、読んでいる自分の中にも感じ、はっとします
平和ボケしすぎている日本人が本当に世界の中でたった一つの被爆国であるという意識が、いったいどこまで持ち合わせているのか・・?
はたまた、あえて平和ボケするように、操作されているのか・・・
自分はどう生きるのか、という強いメッセージを与えられた気がします
もうすぐ終戦記念日・・・・
やはり真剣に平和について考えるべきだと思います (風の秋桜さん 40代・その他の方 男の子、男の子)
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