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子ぎつねの命を救った男は、動物の言葉がわかるずきんをもらいました。 からすの話から、東の村で長者が病気になっている理由を知った男は、 八卦見の格好で出かけました…。
ききみみずきんは、いろいろな方が絵本を出されていますが、私は広松さん&降矢さんのこの絵本が初めてのききみみずきんでした。降矢さんの絵は、色彩があざやかで、木々の緑や鳥の羽の色など、どれもいきいきと描かれているので、すっかり見とれてしまいました。
動物がどんなことを話しているのかがわかるずきん。これ、ほんとにほしいですね。こんなずきんがあれば、もっと動物たちと仲良くなれるし、人間と動物とが共存できる世界がこれからもずっと続くのにと、子どもだけでなく大人も思います。こんなあこがれを、むかしの人も抱いていたのだと思うと、昔の夢が今も続いていることに、喜びを感じずにはいられません。
絵本のなかにでてくる、「八卦見」ということばを、子どもたちに読む前に説明すべきか、読む後に説明すべきか、少し迷うところですが、読んだ後に補足するほうがいいのかなあと、私は思いました。 (けいご!さん 40代・ママ 女の子13歳、男の子9歳)
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