|

瓦解するNO.6、いよいよクライマックスへ! 本当は……あなたがわたしと死んでくれることを、ここでいっしょに滅んでくれることを望んでいたのかしら……
矯正施設の最上階でついに紫苑は沙布との再会をはたした。だが非情にも、それは永遠の別れを突きつけられるものだった。マザーの破壊を願う沙布……。そして、ネズミの仕掛けた爆弾は建物を炎に包んでいく――。

No.6で何かに招かれるように紫苑とネズミが内部に入れますが、そこにいた沙布に何か違和感があります。どんな姿になったかと思っていたのですが意外にいつもどおり、、、。でも実はそれは幻。おそらく脳だけになった沙布がエリウリアスとともに何かをたくらんでいます。紫苑が始めてネズミを疑ったり、楊眠が市民を煽動して死なせたり、、、、いろいろ動揺のある巻です。最後、イヌカシとネズミの呼吸が通じるか?!どきどきしながら読んでしまいます。
楊眠の気持ちも分かるけれど、自分ならどうするか?このシリーズだと、いつもそう考えさせられる本です。自由や、政治や、公的なものについて振り返る良い本です。 (えみりん12さん 30代・ママ 女の子4歳)
|