盲人の芳一は、源氏と平家の戦の物語を得意とする琵琶法師。 ある夏の夜、寺の和尚の帰りを待ちながら琵琶の練習をしていると、 何者かが裏門から入り、自分の主人の元で琵琶を引くために館へ来るようにいわれるが…。
原作は小泉八雲ですが、この作品の文・挿し絵は高村忠範さんです。
はっきりとした太い線(版画絵かもしれません)で、とても見やすいです。
学校の読み聞かせで使えないかなと、読んでみたら1作に約20分もかかってしまったので、読み聞かせに使うのは、すこし難しそうですが、
小泉八雲の「怖い話」を小学生の子どもたちにもわかる内容にまとめてあり、とても読みやすかったです。
わたしは子どもの頃、子ども用のラジオドラマ「耳なし芳一」を聞いて、ぞーっとするほど怖かったのことを今でも覚えています。
今の子どもたちは「耳なし芳一」知らないだろうなぁ。
平家物語も関係してくるすごく奥深い物語です。
いいテーマを見つけて子どもたちに紹介していけたらいいなと思っています。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子22歳、女の子17歳)
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