ぼくがトイレに行くために結成した「トイレたんけんたい」。 隊員は親友のドラゴン、にんぎょうのあいちゃん、きいろバケツくん。なかなか立派なものです。 ぼくは赤ちゃんじゃないんだから一人で行かなくちゃね。 ところで家の中のトイレ、そんなに遠いの? 一大決心して出発した一行。怪獣の横を気が付かれない様に通り抜け、真っ暗な洞窟を抜け、島にたどりつき、やっとその先に見えたのは・・・。
最後に載っている家の見取り図を見れば、なんだ、最初の出発地点からトイレまではこんなに近い! でもでも、ぼくの気持ち、よくわかります。 ちょっとしたことで家の中のトイレって急に苦手な場所になっちゃうものなんです。 電気をつけるまで暗い、鏡がある、絵が怖い、離れている。あ、あとおばけが出てくる絵本を読んだ後もね。トイレへの出発にはなかなか固い決心がいるものです。 だけど子どもは天才です。 どんなところだって探検しちゃうし、大冒険にしちゃいます。 こんな風に弱い心と戦っているのかと思うと、愛らしくもあり、頼もしくもありますね、 そしてトイレが終わった後は自分の部屋へ一目散。あと5〜6回は探検が必要かな(笑)。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
トイレが怖い男の子。ある日、お気に入りのぬいぐるみや人形とともに”トイレたんけんたい”を 結成し、意を決して「ひとりでトイレ」にチャレンジします。 さあ、どんな冒険が待っているのでしょう?
ユーモラスなタイトルと挿絵に惹かれ、手に取りました。
ひとりでトイレに行くのが怖い男の子。自分のおもちゃやぬいぐるみと「トイレたんけんたい」を結成することに。
子どもの頃、特によそのうちにいった時のトイレが怖かったことを思い出しました。
こんなふうに自分で工夫して楽しくトイレに行けるようになったらいいですね。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子15歳、男の子12歳)
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