元気なはい色リスのアールが、外をながめて、目をぱちくりさせました。 冬が、すぐそこまできています。 きょうこそ、夏にうめておいたドングリをさがしにいくときです。
ワシントンの街を背景に、家族のためにがんばるお父さんリスを描いた絵本。 「今まででいちばん美しい本になるような気がします」そう手紙に書きつつも、スケッチのまま埋もれていたドン・フリーマンの作品を、息子ロイが見事に完成させました。 家族への愛情が伝わってくるあたたかい物語、美しい絵、親しみやすい文章など、小さいお子さんもきっとこの小さな主人公に共感し、小さな冒険を楽しんでくれることでしょう。
『くまのコールテンくん』や『とんでとんでサンフランシスコ』など、ドン・フリーマンの絵本はどれも見ごたえがあり、大好きです。こちらは未読でしたが、
美しい景色がたくさん楽しめる素敵なお話でした。
季節外れに読んでしまいましたが、秋に読んだら、一層素敵だなと思いました。
それにしても、巻末で、この絵本の誕生の秘話を知り、ビックリしました。素敵な絵本を読めたことに感謝します。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子12歳、女の子9歳、男の子7歳)
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