トランくんの家で作っているのは、村で一番おいしいチーズ。 今日はそのチーズを、おばあさんの村へとどけにいきます。 トランくんは駅からウシくんにのって出発します。 町をすぎ、草原のヒツジとあいさつをし、大きな川でひとやすみ。 ウシくんは川の水をおなかいっぱい飲むと、今度はほそいがけの山をすすみます。 順調にのぼっていたそのとき、前からべつのウシくんが ! トランくんはぶじ、おばあさんのもとへたどり着けるのでしょうか?
図書館の新刊コーナーで見つけ、借りてきて3歳の息子と読みました。ほのぼのとした挿絵が、ノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。
トランクんが山あいの村に住むおばあさんにピザに使うチーズを届けに行きます。それも「ウシくんにのって」。大きな大きなウシくんは、バスのようにいろいろな人を乗せて、街をぬけ、草原をぬけて、山を越えます。
大きなウシくん同士が、崖ですれ違う場面は、読んでる方もヒヤヒヤしました。ウシくんの体がこすれあうところなどは、臨場感もあって、息子とふたりでドキドキしながら読み進めました。
息子には、チーズをつくるというのがいまいちピンときていなかったようで、読み終わった後に「それで何を届けたの?」と言っていました。
その後のおばあさんとのやり取りや、帰り道も気になって、あれこれ想像するのも楽しかったです。 (クッチーナママさん 30代・ママ 女の子8歳、女の子5歳、男の子3歳)
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