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むかしむかし、それはそれはおこりんぼうで、口の悪い王さまがおりました。ある秋の日のひぐれどき、森の王と名のる不思議な男から、「あなたの姫を、むすこの花よめにほしい」と言われて怒った王様は、つい悪口を言ってしまいます。すると王様は、悪口がすべて本当になる魔法をかけられてしまい……。 イメージの魔術師エロール・ル・カインがみずから文章も手がけた、華麗で幻想的な絵本です。
悪態ばかりついている王様が、森の王の息子の結婚の申し込みを断ったら、悪態が本当になる呪いをかけられてしまいます。后はめんどりに、姫はきゃべつに、王子はくじゃくに、大臣は豚、総理はヤギ、、、、そして自分を嘆いたら城までぼろぼろに、、、。そこで偶然出会った若い男が姫を見つけ、選び出してくれます。すると魔法はとけ、実は男は森の王の王子、、、。全て元通りになりめでたしめでたし。
悪態をつくことは良くないと教えてくれる絵本です。悪態って、つかれた方は心のキズになります。たぶん、きゃべつやめんどりになってしまうくらい。でも悪態をついたほうはたいていそんなショックを与えると思わず自分がすっきりしたくて言うだけですよね。子供に考えてものを言うよう教えやすい絵本だと思います。5つ☆。
ただし、、、文章はかなり長いので読むのは大変です。読み聞かせしたのですが、4歳の娘でも少し集中力が切れそうになっていました。小学校になった子に自分で読ませるのがいいのかも? (えみりん12さん 30代・ママ 女の子4歳)
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