貧しくも前向きに生きる四姉妹の成長物語 「希望をもち、せっせと働くのがわたしたちの主義だったわね。」どんな困難も、4人の絆があれば乗り切れる! 冒険、正義、愛情、涙と笑い――世界の名作にドキドキ、ワクワク
作者のルイザ=メイ=オルコットは、1832年にアメリカ東部、ジャーマンタウンに生まれ、教育家の父と、父をめぐる当時のすぐれた哲学者・文人たちに囲まれて、貧しいながらも心豊かな少女時代を過ごしました。作者自身がふりかえって、のちに「いちばん幸福だった。」とのべている、その時代の、一家の1年間の生活を、はじめて書いた長編小説に織り込んで仕上げたのが『若草物語』です。ひとつの家族を、このように鮮明にえがいた作品は、多くの名作の中でもまことにめずらしく、わたしたちも、親子・姉妹・隣人の愛、それぞれの献身、悩み、よろこび……じつにさまざまなことを考えさせられます。
世界中で少年少女に愛されている文学作品は、21世紀の日本の子どもたちに、国際人として欠かせない教養をもたらします。楽しく読みながら世界各国の歴史や文化も学べる、興奮と感動の「世界文学全集」の決定版です。
名作本を選ぶ際、原文の流れが崩されていないこと、翻訳文が自然である(子どもが難なく読解できるレベル)ことを基準に考えて選んでいます。こちらはそれを満たしてくれるだけでなく、レイアウトや、注釈の位置、解説、図版も見やすく、子どもが一人読みしやすいのでオススメです。国語力もつきそうです。小学校低学年ぐらいから、長い期間読めると思います。 (ぼんぬさん 40代・ママ 女の子6歳、女の子2歳)
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