ぷっぷくぷーと歌っているのはラッパくん。そこへ、うーうーうーとパトカーくんがやってきました。楽しい音といっしょにみんなが集まったら…「わあ、まっくらだ〜!」いたずらしたラッパくんがいいます。「こたえられたら、あかるくしてあげる。これから“パ”のつくじかんのはじまりでーす。なーんだ?」そう、それはパーティー。ラッパ、パトカー、カラス、スイカ、カメラ…身近なものたちが、しりとりでつながります。
・ぷっぷくぷー、うーうー、かーかー、ごろ〜ん、カシャカシャ……擬音語・擬態語が楽しい。 ・かんたんな言葉がしりとりでつながり、言葉に興味を持ちはじめた子どもたちにぴったり。
とても思い出に残っている紙芝居がある。
それが、この「しりとりパーティー」。
内容はいたって簡単なもの。
いろいろ出てきて、その名前をつなげると、
しりとりになっているというもの。
私は紙芝居は苦手だった。
ハプニングが起こると、対処できずテンパってしまうからだ。
また、自分の思うような反応がないと、
やはり、あせってしまう。
これは、年少さん向けの読み聞かせとしてセレクトしてみた。
なんども、自分の頭の中でシュミレーションしながら練習した。
当日、どきどきしながら言ってみた。
「らっぱくんって呼んでみようか?せ〜の・・・」
子どもたちは素直だ。
ちゃんと、みんな、「らっぱく〜ん!」って言ってくれた。
嬉しかった。
しかし、しりとりを知らない子もいたようだ。
2回目は、しりとりで言うシーンを、
「じゃあ、みんなで言って見て。
らっぱ、パトカー、カラス、スイカ、カメラ、らっぱ・・・」
子どもたちが言ってくれないか、どきどきした。
でも、一緒に言ってくれた。
最初は、みんな、ばらばらだったけど、
何回も言ってるうちに、声がそろってきて・・・
とても感動した。
そして、とても楽しかった。
紙芝居もいいなって思った瞬間だった。
自分でも出来るんだって思えたのが、一番の収穫だった。 (多夢さん 50代・ママ 女の子12歳)
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