こんな素敵な本が昭和2年に出版されていたなんて!復刻版なのですがこれがナンセンス絵本の先駆けでしょうか?
「あるき太郎」が不思議でへんてこりんな旅に出かけるお話です。お話の内容もストーリーも「ありえん!」ことだらけなのですが、面白いです。色も表紙と始めのページ以外ついていないのですが、この色がついていないところがいいのかな〜とも思います。
お話はあるき太郎がいろんな方法でいろんなところに行く(月へも!)という単純なお話です。結局最後に自分のウチへ戻ってきて「おとうさまとおかあさま」に旅行で何が一番面白かったのか聞かれます。するとあるき太郎は「あるくことです。」と答えるのです。読んでみるとこの答えの意味がよく分かりますよ。奥が深い。
ナンセンスすぎてこの手の本が苦手の方にはイマイチかもしれません。 (いそさん 30代・ママ 男の子5歳)
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