手袋の一家ではみんな右と左が一緒になって眠っていました。手袋のくろすけは、片一方だけで部屋をぬけだし雪野原で遊びまわるうち、坂道をすべりおち“てぶくろこどもこうえん”に着きました。そこではたくさんの手袋の子どもたちが遊んでいましたが、みんな左右いっしょで、ひとりだけのくろすけは仲間に入れてもらえません。長新太が手袋の世界をシンプルな配色で描きます。
読み聞かせで読んでみました。
片方だけのてぶくろくろすけが『てぶくろこどもこうえん』で仲間に入れてもらえない場面では、どうなるのだろうという子供たちの緊張感が読み手にも伝わってきました。またビロビロに伸びきってしまったくろすけの姿に大うけ。
子供たちの反応もよくストーリーも簡単です。また、長さんの絵も温かみがありおすすめです。 (だんごむし3兄弟さん 40代・その他の方 男の子17歳、男の子13歳、男の子9歳)
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