「ぱっ ぴっ ぷっ ぺっ ぽ〜ん」と
箱の中から元気に女の子が飛び出してきます。
この女の子、どうやら大勢のお伴がいるようです。
この絵本を初めて読んでいただいたとき、リズミカルな楽しい言葉とページをめくるたびに現れる構図の楽しさにわくわくしました。
「ぱっぴ ぷっぺ ぽん」の心地よいこと。思わず口ずさんでしまいました。
子ども達のすきなもの、楽しいことがいっぱい詰まった絵本でした。
0歳から未就学児の一時保育のときに読ませていただきました。
小学生の放課後の居場所で読ませていただきました。
いろいろなところのおはなし会で読ませていただきました。
大切な1冊になりました。
7ヶ月の女の子はママに抱かれて、にっこりいいお顔でしっかり見て聴いてくれました。
きっと、ママが楽しそうに身体を揺らして「ぱっぴ ぷっぺ ぽん」と口ずさんでくださったのもよかったのでしょう。
幼児さんたちは、自由に絵本の世界を楽しんで、「もう1回!」コールです。
変身ごっこ、口まねごっこ、お絵描き、ダンス・・・とどんどん遊びに発展していきました。
小学生も「ぱっぴ ぷっぺ ぽん」の言葉が面白いらしく、部屋のあちこちから笑い声とともに「ぱぴぷぺぽぽぽ」や「ぱっぴぷっぺぽん」が聞こえてきました。
1年生の男の子数人は、毎日「先生、絵本貸してください。」とやってきます。お伴ちゃん達の表情を読み取ったり、探しっこをしたり、お話を作ったりして、わいわいガヤガヤ絵本を使ってあそんでいます。カラフルでポップな感じもお気に入りのようです。もちろん読み語りも上手にできます。
発達が気になる子どもとのコミュニケーションツールとしても大活躍しています。卒業してしまったあの子にも読んでみたかったなと。
絵本の力を感じる絵本です。
胎児ちゃんからシニアまで楽しめる絵本ではないでしょうか。
きっと笑顔と元気が溢れてきますよ。
腹心の絵本を見つけました。